美濃の古豪たち

 皆様、暑中お見舞い申し上げます。

さて、今回のお話ですが、当ブログでも大変お世話になっておりますCedar様のブログで昭和43年に撮影された名鉄揖斐・谷汲線のお写真を拝見し、次のネタに悩んでいた利きゅうさんは便乗させていただきました。(汗)

http://cedarben.blog.so-net.ne.jp/2012-08-01#more←揖斐線・谷汲線の全盛期、華やかなりし頃?の貴重なお写真が見られます!

一方、私が初めて名鉄600V線区を訪れたのは1994年のゴールデンウィーク、当時高校1年生でした。
1994年はちょうど名鉄100周年で、是非行ってみたいと思ったのです。

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名古屋到着後、早速パノラマSuper特急新岐阜行きで名鉄名古屋本線を快走し、新岐阜に到着

岐阜市内線を目指します。
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新岐阜駅前から岐阜駅方面を望みます。岐阜駅方面に向かうのは都電6000形のソックリさんモ570形573号

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私は、この後岐阜駅方面からやって来たモ510形513号+512号2連急行黒野行きに乗車しました。
忠節橋を渡って急行電車は忠節に到着。
後続の市内線電車と接続を図るためだったか、暫し停車。その間に、モ510と鉄道線車両を撮影
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モ510形513号急行黒野行きと、ク2320形2327号が先頭の普通黒野行き・・・どちらも大正生まれの同い年電車ですよ!!
なのに片やアメリカのインターアーバンの影響か流線型のモ510、片や無骨という言葉を体現しているク2320

因みに、ク2320形といえば後述しますが前身は愛知電気鉄道電7形です。
その中で2327号は他の2320形とは異なり、愛知電気鉄道附3形サハ2020号として登場。
電7形グループ唯一の制御車として戦前・戦中は活躍、1948年(昭和23)に電装されたという経歴の持ち主です。
・・・なんて言ってますがもちろん当時はそんな車両とは知らずに撮ってました(笑)

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モ510の後ろには忠節で折り返すモ570の姿が見えます。

急行電車は忠節を発車し、田園地帯を快走。正直、大正生まれの電車が車体を軋ませながらこんなに飛ばすとは思っていませんでした。

急行電車の終点黒野に到着

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谷汲線ホームには忠節行きのモ750形758号

揖斐線、本揖斐行きはモ510形514号の単行でした。

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モ510形の並び

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黒野車庫の奥にいたのは、モ700形703号・・・ 昔の写真を見るとこの電車が居るところにも電車庫があったみたいです。
この写真では分りづらいですが後ろのクハはク2320形唯一の高運転台車ク2326号

本揖斐行きホームから
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758号忠節行き普通電車が発車していきました。
私は514号に乗って本揖斐を目指します。
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本揖斐駅駅舎・・・美濃町線美濃駅もそうですが、いかにも終着駅という風格のある駅舎でした。

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ホームは上屋で覆われていましたが、半分は自転車置き場になっていました。

黒野に戻るモ514の車内から車庫の電車を撮影しました。
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ヘタクソな写真で恥ずかしい限りですが、先ほど述べたク2326号

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コチラもお休み中のモ750形751号

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折返しの合間に撮影した運転台、黒野に戻ってくると連絡していたのは600V線区初の冷房車だった770形 急行岐阜駅前行き



忠節で一旦、急行電車を降ります。
鉄道線ホームには、名岐・愛電コンビが・・・
IMG_0027_convert_20120804164245.jpg連結面 アルミサッシ化されているとはいえオリジナルの姿は十分偲べます。

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今度は全景、鉄道線ホームとはいえ、ホームが低いのが分ります。

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ク2320形2325号
1926年(大正15)製愛知電気鉄道初の半鋼製車、電7形デハ3088号として登場。
神宮前-吉田(豊橋)の特急・急行として活躍 当時の特急の評定速度59km/hで、昭和初期の一時期は日本最速の電車だったのです。
超特急あさひ号
で活躍した大ドスことデハ3300形、更には3600形やイモムシこと3400形へと、愛知電気鉄道のクロスシート車の礎となった車両だと言ったら大げさでしょうか?

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ク2325の相方はモ750形754号・・・サボの「この電車は発車しません」がなんともノンビリしています。

モ700・750は1927年(昭和2)、1928年(昭和3)旧名古屋鉄道デセホ700・750として登場。
デビュー当時は、ポールとパンタグラフの二刀流だったのは皆様ご存知の通り、
当時のターミナル柳橋へは押切町から名古屋市電に乗り入れていたためで日本版インターアーバンだったとも言えますね。
昭和天皇の犬山への陸軍特別大演習視察のお召し列車として抜擢されたり、高山本線下呂直通列車に使用されたり・・・と、数々の伝説?を持つ電車です。

こんな古豪たちが、平成の時代まで活躍し、その末期に辛うじて間に合い乗車することが出来たのは正に幸運だったと思います。

岐阜地区の600V線区も名鉄の路線だったから全廃されたけれども平成まで残ったのだろうとも思います。

個々のローカル私鉄だったら、昭和40年代くらいまでしか持たなかったかもしれませんから・・・。
(岐阜市の交通行政は置いといて・・・)

この後どうしたかと言いますと・・・
今の私だったら、丸一日費やしても揖斐線・谷汲線で撮影しまくっているところですが、当時はまだ撮るのは乗るついでくらいにしか考えていなかったのです。

自分用のカメラを手に入れてまだ1年ほど、カメラもコンパクトカメラでした。
改めて見返してみるともっと良い撮り方があっただろうに・・・と思ってしまいます。

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折り返して来たモ550形551号で新岐阜へ・・・


揖斐線・岐阜市内線を一往復した後は、新岐阜から各務原線で犬山方面へ
併用橋時代の犬山橋や広見線、犬山線・地下鉄鶴舞線経由で豊田線、三河線の山線区間を乗りまわった
のですが
それはまた、別の機会にさせていただきたいと思います。

オマケ

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新岐阜各務原線ホームで発車待ちの間にお顔を洗っている7000系パノラマカー急行河和行き
逆富士の行先表示も今や懐かしい!
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各務原線ホームのお隣には、美濃町線モ880形やモ600形が入線
私が美濃町線に乗ったのは、5年後・・・美濃-新関間が廃止される直前の1999年のことでした。

高校一年生の坊主が撮影した下手な写真ばかりですがお許しください。
お粗末様でした。
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コメント

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素晴らしい!

私が遠ざかっていた頃の揖斐線の様子がよく分かります。モ770とオリジナル急行色モ510が同居していたのですね。過渡期ゆえのバラエティが楽しいです。
>岐阜地区の600V線区も名鉄の路線だったから~~平成まで残ったのだろうとも思います。
>個々のローカル私鉄だったら、昭和40年代くらいまでしか持たなかったかもしれませんから・
確かに仰る通りかも知れませんね~行政・警察が支援して残す気になれば、万葉線のように分社化・第3セクター化する手もありました=実際そんな話もありましたね。

Re: 素晴らしい!

■Cedar様

コメントありがとうございます。
名鉄は、揖斐・谷汲線をはじめ岐阜市内線、美濃町線、八百津線の全線と竹鼻線、三河線の末端区間が
1990年代後半から一気に廃止されてしまいましたね。

お隣の近鉄が、養老線・北勢線・伊賀線が三岐鉄道や第三セクターとして生き残ったのとは対照的です。

名鉄の廃止された路線すべてが分社化・第三セクター化で生き残れたとは思いませんが軌道線にもう少しテコ入れがあったら、それが実現していたら富山のようになっていたかもしれないのに・・・と残念でなりません。
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