フライング東上号

今回はアーカイブな雰囲気で行ってみましょう!!
前回の東武8000系にも縁のある東上線の特急「フライング東上号について書いてみたいと思います。
P1020080_convert_20110523184556.jpg2005年8月東武博物館にて

東上線の特急について、直近の刊行物では鉄道ファン2008年9月号に東武博物館館長 花上嘉成氏が「”TJライナー”の運転開始にちなみ 東武東上線のネームドトレインを回想する」という記事を纏められています。
このブログではこの花上氏の記事と、国会図書館所蔵の東武電車研究会会報「とーぶ」(号数は忘れてしまいました)の故岡準二氏著「「フライング東上」物語」を参考にしております。

私の手元には、ネットオークションで入手したこのような冊子があります。
IMG_0002_convert_20110523183918.jpg
昭和25年(1950)4月発行の沿線ガイドの冊子ですが東上線特集となっています。
その中の1頁に・・・
IMG_0001_convert_20110523184148.jpg
フライング東上号についての記事があります。拡大してみましょう。

フライング東上号時刻表
池袋-長瀞間の所要時間は約2時間10分、池袋-寄居間は1時間40分フライング東上号の運行開始は昭和24年…2シーズン目のダイヤです。
これだと東上線内は途中武蔵嵐山のみ停車だったように見えますね。東松山(当時:武州松山)は通過ということのようですが当時の複線区間は池袋-志木までだったので交換のための運転停車はあったでしょうね。
因みに同じ冊子に載っている池袋-寄居間直通列車の所要時間は約2時間、運賃は90円也です。

当時は、東武1500V・秩父1200Vと電圧が異なったため東武車が秩父線内に入線するとコンプレッサーの圧力が上がらなかったり、電圧降下を起こしてしまうので寄居-長瀞間はEL牽引となったこともあったようです。

昭和24年の使用形式は3210系ですが、昭和25年からは5450系(デハ10のロングシート版 旧デハ1201)になります。「小豆色に黄色の帯をめぐらし」とありますが、鉄道雑誌などでは深紅と表現されています。
この塗装で走ったのは昭和25年のみでシーズン終了後、日本車両に入場し整備され、翌26年のシーズンからは後の5310系にも受け継がれるブルー黄帯に変更されます。5450系
東武博物館に行った時、掲示板に貼られていた5450系フライング東上号の写真です。5310系の写真は何枚か書籍・雑誌などでも見たことがありますが、5450系時代の写真を見たのはこれが初めてでした。大きな前パンタがカッコイイですね!!

今回は、5310系以前のフライング東上号について少し書き連ねてみました。今から61年前、そして私が生まれる30年前の話ですので勉強不足の点は否めませんが・・・いち鉄道ファンがこんな調べ物をしているとご笑覧いただければ幸いです。

5310系時代については別の機会に・・・これにて了とさせていただきます。
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コメント

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No title

フライングTOJOって言うネーミングが、その時代としては画期的ですね。
グレート東郷っていう日系悪役プロレスラーを思い出します(!)
戦後の進駐軍の時代っぽいネーミングなのかも知れません。
個人的にはTJライナーより好きです。

コメントありがとうございます

■Cedar様
「フライング東上」の名前は、イギリスのロンドン-エディンバラ間を結んだ特急(に相当するのでしょうか?)
「フライング・スコッツマン」に由来すると言うのは広く紹介されていますが、確かに横文字のネーミングというのはこの時代では珍しいですね。本線の特急は「華厳」「鬼怒」(しかも漢字)だった訳ですし。

「フライング東上」…訳すと、空飛ぶ東上線(笑)

TJライナーは5310系「フライング東上号」以来45年ぶりの東上線用クロスシート車として登場しましたが、用途は観光特急からビジネス特急に変化してしまいましたね。
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