ポケット時刻表を見てみれば・・・

私の手元に、東武のポケット時刻表が1枚あります。そう!ダイヤ改正の時、駅で配られるアレです。
ダイヤは・・・昭和6年(1931)11月改正、広告主は・・・足利銀行 そういえば「♪アシカがっ、よろしくっ!♪」なんてCMがありましたね~。
東武鉄道時刻表
この時刻表、多分私の祖母か親戚が使っていたものと思われます。
祖母から生前、SL客車時代の東武の話を聞きましたがこれはもう少し後の物です。
因みに、昭和6年11月1日に浅草松屋がオープンしています。
今回の記事では、この時刻表を見て行きたいと思います。(サムネイルをクリックしていただければ拡大されます)
IMG_0066_convert_20110411181024.jpg
まず、1~3ページは伊勢崎線下り列車の時刻です。時刻は午後が赤く印刷されています。
浅草方の区間列車は掲載されてはいません。
掲載されている駅は、浅草雷門(現・浅草)、北千住と杉戸-伊勢崎間各駅です。(須影は現・南羽生)
全区間直通列車は毎時30分発の1時間ヘッドで所要約2時間30分かかったみたいですね。
種別の表示が無く全部各駅停車みたいに見えますが杉戸までは主要駅停車の急行のはずで『日本鉄道旅行歴史地図帳 首都圏私鉄』(新潮社)によると昭和5年(1930)当時(雷門延長前)の急行停車駅は曳舟・北千住・西新井・草加・越ヶ谷・粕壁(一部停車)・杉戸から各駅とあります。
その他に、1日1往復・・・1時間ヘッドのダイヤに割り込むように特急が設定されています。
上りは新伊勢崎発06:00 雷門着08:08分、下りは雷門発18:10 伊勢崎着20:21所要時間は約2時間10分、表定速度約52km/h・・・この列車も今と同じビジネス特急なのでしょう。
停車駅は雷門・北千住・杉戸・久喜・加須・羽生・館林・足利市・太田・境町・新伊勢崎・伊勢崎で今とあまり変わりませんね。

対する現在の特急「りょうもう」は1日1本ある伊勢崎行き「りょうもう41号」で見てみると、浅草発19:40で伊勢崎着21:38
所要時間は1時間58分・・・列車の間隔など一概に比較は出来ませんが、その差は12分。
当時最新型のデハ5形(後の3210系)の性能を考えると限界ギリギリで走っていたのではないでしょうか。

伊勢崎線上り
4~6ページは伊勢崎線上り列車

日光線・宇都宮線
ひっくり返して7~10ページは日光線と宇都宮線…日光行きは雷門発毎時00分で所要2時間42分は現在の区間快速とほぼ同じ、区間快速の停車駅が2~3駅当時より多いと思われますが。
それと当時の日光は冬は完全にオフシーズンだったようで、冬季運休のため日光特急がありません!

佐野線・桐生線
11~13ページは佐野線と桐生線です。
佐野線沿線の支店が広告主なのでしょうか、日光線は主要駅のみなのに対し佐野線は全駅が掲載されています。桐生線はまだ相老までしか通じていませんね。(新大間々延長は翌昭和7年3月…このダイヤ改正の半年後です)

東京スカイツリーのオープンに合わせて、開業時の姿に戻ろうとしている浅草駅のまさに開業した年の時刻表をご覧いただきました。

注)小泉線は当時、上州鉄道という別会社だったので掲載されていません。
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